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2022.03.02

リクガメってどんな生き物?

投稿日:2022.03.02 更新日:2022.07.05

見ているだけで「のんびりした気分になる」「リラックスできる」といった気持ちになる、癒しオーラが漂う生き物っていますよね。
ゆったりと泳ぐジンベエザメや、すやすやと眠るイヌやネコなど、さまざまな生き物が挙げられますが、「のんびり」といえば、やはり「カメ」ではないでしょうか!
パッと想像するのは水辺のカメが多いかと思いますが、実はカメはカメでも水にほとんど入らない「リクガメ」というカメもいます。
リクガメと水辺のカメには、一体どんな違いがあるのでしょうか?
今回は、リクガメをピックアップ! リクガメの生態や祖先など、その隠された秘密に迫っていきます!

リクガメとは、爬虫類カメ目リクガメ科に分類されるカメの総称で、ホウシャガメやビルマホシガメ、パンケーキガメなど、約30種以上も存在しています。
現在の最大種はアルダブラゾウガメで、最大甲長は1m30cm以上にもなるんだとか。
化石種も含めると甲長約2mに及ぶものもありますが、最小種のシモフリヒラセリクガメは最大甲長約10cmと、大小さまざまな種が混在しています。
オーストラリア大陸と南極大陸を除く世界各地に生息しており、草原、荒れ地、砂漠などの乾燥地に生息している種が多いです。
草食性で、野生下では草や木の葉、果物、多肉植物、きのこなどを食べますが、カルシウム補給のために肉食動物のフンを食べることも……!
寿命は一般的に野生下で約80~100年、飼育下では約30~70年といわれてます。カメなだけあって、やはり長寿ですね。

水辺で暮らす水棲ガメとリクガメでは、その名の通り生息地に違いがあります。
水棲ガメはウミガメなどの海で生活している種や、クサガメやミシシッピアカミミガメなどの川や沼、池などで生活している種が有名です。
一方でリクガメは冒頭でもお伝えした通り、水にはほとんど入りません。
体も各々の環境に適したつくりになっており、水棲ガメとリクガメでは甲羅に大きな違いが表れています。
水棲ガメは水中で泳ぐ時に水の抵抗を受けにくいよう、甲羅がやや平たい作りになっているのに対して、リクガメは水の抵抗などを考えなくて良いため甲羅が大きく盛り上がっていてゴツゴツしている種がほとんど。
また水棲ガメには手足に水かきがあったり、そもそも手足がヒレのような形状をしていたりしますが、リクガメは大地を踏みしめやすいようにどっしりとした太く短い手足をしています。

のそのそと行動し、ゆったりと生活しているように見えるリクガメですが、実はハイスペックなんです!
まずは視覚!
人間は青・緑・赤の3色を組み合わせて色を識別しているのに対して、リクガメに見えているのは4色(青・緑・赤・紫外線)なんだそう。
私たちの見えてる世界とは違い、リクガメは紫外線が見えるといわれています。果たして一体どのような見え方をしているのでしょうか……。私たちには見えないものが見えていることには違いありません……!

さらに鼻!
リクガメにはクチバシの上に小さな鼻の穴が2つありますが、臭覚がかなり優れており、食べ物や水を嗅ぎ分けたり、他の生き物や人間を匂いで識別したりすることができるそうですよ。匂いをたどって巣に帰ったり、匂いで好きな場所を覚えたりすることも。
ハイスペックとは少し違うかもしれませんが、なんと鼻から水を飲むこともできます!

視覚や嗅覚に優れたリクガメですが、実は一切泳げません。
甲羅が高く手足に水かきもないため、「泳げません」と言われれば納得はいきます。
しかし「カメなのに本当に一切泳げないの?」という疑問が浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。担当もそのうちの一人です。

結論、リクガメは「一切泳げない」と言ってしまって良いでしょう。
そもそも先述の通り泳ぎに適した体ではありませんし、成長すると重心が頭のほうにかかってくるためバランスをとりながらただ浮かんでいることも難しいそうです。
ひっくり返ると自力で元の体勢に戻ることもできないため、仮にリクガメを飼育する際は要注意!
リクガメを飼育中に手足や甲羅などの汚れを落としたり、飼育下で不足気味の水分を補給させたりする目的で温浴をさせる方もいるかと思いますが、リクガメを温浴させる際は水底にしっかり足がついていること、鼻と口がお湯から出ていることを確認して溺れてしまわないように細心の注意を払いましょう。

サンシャイン水族館のリクガメ。優しい顔に癒されます。

リクガメの生態をさまざまな方向から解体してきましたが、「実際にリクガメに会ってみたい!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか!
サンシャイン水族館なら、リクガメの中の「ホウシャガメ」「ビルマホシガメ」「パンケーキガメ」「キバラクモノスガメ」の4種のリクガメに会うことができますよ!

ゆったりと散歩をしたり、ムシャムシャとエサを食べる姿が大人気。
ちなみにパンケーキガメはリクガメにしては甲羅が平たいため、他のリクガメより比較的軽やかに行動します。

「色んなリクガメを見たい!」という方は、ぜひサンシャイン水族館に足を運んでみてください。

いきものグッズ専門通販サイト『いきもーる』では、日常に取り入れたいリクガメグッズを販売しています。
ふとした瞬間にリクガメに癒されたい……という方におすすめのグッズが目白押し!

ここからは、『いきもーる』で絶賛販売中のリクガメグッズをご紹介します。

リクガメづくしロックグラス

リクガメづくしロックグラス/¥1430(税込)

まんまるな甲羅が愛らしいリクガメたちがモチーフのロックグラスには、サンシャイン水族館にいる「ホウシャガメ」「ビルマホシガメ」「パンケーキガメ」を含めた全18種のリクガメが勢揃いしています!
水分補給はもちろん、仕事終わりの晩酌にもぴったり。
キャンドルホルダーとしても使うことができ、中のキャンドルに火を灯すとグラスに描かれたリクガメたちの影が浮かび上がります。グラスそのものを観賞する以外の楽しみ方もできるのでおすすめです。

リクガメづくしてぬぐい

リクガメづくしてぬぐい/¥1430(税込)

リアルさも残しつつポップに描かれたリクガメたちでいっぱいの手ぬぐいは、手を拭くのはもちろん、作業時に頭や首に巻いたり、棚の目隠しにしたりと何かと便利に使いまわせる点が◎
全21種類のリクガメがひしめき合う様子は、リクガメ好きにはたまりません!
使い方を工夫すれば、ペットボトルホルダーやティッシュボックスケースとしても活用できます。

ホウシャガメリフレクターチャーム

ホウシャガメリフレクターチャーム/¥847(税込)

夜の散歩などの時に装着していると安心なリフレクターが、ホウシャガメモチーフで登場!
甲羅の丸さと放射模様が美しいホウシャガメが、交通安全を確保してくれます。
表面と裏面とで柄が同じなので、キーホルダーあるあるの「ひっくり返って柄が見えない」なんてことにもなりません!
ご自身で身につけても良いですし、お子さんのランドセルなどにつけてあげても◎

ステッカーさはしんちのかめたち

ステッカーさはしんちのかめたち/¥300(税込)

積み重なるかめたち、速すぎるかめたち、忍び寄るUFOキャッチャー……色んなかめたちがコミカルに描かれたステッカーは、どこに貼っても目をひきそう!
表情の絶妙な違いに、かめ好きの方も、そうでない方も、きっとほっこりすること間違いなしです。
ペンケースやスマートホンに貼るもよし、屋外使用OKの仕様だから、車や原チャに貼るもよしで、使い方は無限大です!

わっかボールミニ かめ

わっかボールミニ かめ/¥1320(税込)

持ちやすくて可愛い、安心安全なかめ柄の布製ボールは、お子様のおもちゃにぴったり!
中には鈴が入っているので、転がしたり振ったりすると心地いい音が……。
安全面に配慮して、わっかは小さなお子様の指に巻きつかない長さになっています。
はじめは掴むというよりひっかけて偶然持ててしまったという段階からスタートし、意図して掴む、振る、投げる、というように発育に合わせた遊び方が充実しているおもちゃです。

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